【エルデンリング】未回収の謎・伏線

※もちろん、大量のネタバレを含む記事ですよ。

 

1 「メリナ」忘れてしまった使命

メリナが母から授かった使命とは、種火の少女として、巨人の火の釜で贄となることだった。

未回収なのは”忘れてしまった”という部分である。

なぜ、忘れてしまっていたのだろうか。

 

2 「トレント」古い持ち主とは

霊馬トレントを呼び出す”霊馬の指笛”はメリナが所持していた。

魔女ラニは「トレントの古い持ち主」からの言伝により、”霊喚びの鈴”と”はぐれ狼の遺灰”を霊馬を駆けるプレイヤーに手渡した。

トレントの元々の持ち主はメリナの筈だが、それならばラニに言伝するまでもなく、メリナ自ら手渡すことが出来たはずである。

よって”トレントの古い持ち主”はメリナではなく、別の誰かということになる。

 

古い持ち主の正体は明かされていない一方で、”はぐれ狼の遺灰”のテキストには興味深い内容が記されている。

群れを追われた狼たちの霊体
名も無い褪せ人と出会い、狩りを共にしたという

ーーはぐれ狼の遺灰

名も無い褪せ人、これに該当する存在はプレイヤーしか思い当たらない。

DLCで真相が語られることに期待したい。

 

3 「鍛冶師ヒューグ」昔世話になった調霊師

…昔、世話になった人が調霊師でな
せめてもの恩返しだ

ーー鍛冶師ヒューグ

調霊師ローデリカについて、ヒューグのセリフにのみ登場する”昔世話になった調霊師”。

作中ではローデリカ以外の調霊師は登場しない。

この調霊師とはどのような人物だったのだろうか。

 

4 「メリナ」王都ローデイル到着後の動向

ローデイルの祝福で休むと、メリナはプレイヤーとは別行動を取る。

忘れてしまった使命を取り戻しに行くためらしいが、その際の詳細な動向は不明である。

メリナは「忌み王、モーゴット」戦の協力NPCであり、戦闘終了直後の会話では自身の使命を取り戻した状態だった。

協力NPCのメリナの武器”使命の刃”は黄金の炎を纏った特別なもので、プレイヤーが入手できるものとは異なる。

これが”使命を取り戻した状態”を表しているのではないだろうか。

メリナはプレイヤーと別れた後、王都ローデイルで何をしていたのだろうか。

 

5「メリナ」やたらと狂い火に詳しい

プレイヤーが忌み捨ての地下を進み、狂い火の封印に近づく度にメリナは警告してくる。

メリナは殆の狂い火関係のイベントに顔を出し、プレイヤーを引き止める。

なぜメリナは狂い火の多くを知り、嫌っているのか。

その理由は明らかにされていない。

 

6「メリナ」そして貴方に、運命の死を

狂い火の王…
…必ず、辿り着いてみせる
…そして貴方に
運命の死を

ーーメリナ

メリナの右瞳からは黄金が色褪せており、開眼した左瞳は暗紫、または深い青色をしている。

作中で”運命の死”を行使し、且つ深い青色の瞳を持つ人物に”宵眼の女王”が居る。

宵眼の女王はアイテムテキストにのみ登場しており、神狩りの黒炎を振るう神人であり、神肌の使徒たちを率い、黒き剣のマリケスに破れ、”運命の死”を封じられたという。

メリナは女王マリカと縁深い人物であると同時に、宵眼の女王とも関連が見られる。

メリナとは、一体何者なのか。

 

7 「メリナ」Marica of daughter

ゲームファイル上のメリナの内部ネームは”MaricaOfDaughter”らしい

”マリカの娘”ではなく”娘のマリカ”、つまりマリカと同一に近い存在ということになるだろうか。(ちなみにメリナと似た存在”ミリセント”の内部ネームも調べてみたが、発見することが出来ず…)

 

8「満月の女王、レナラ」何歳?

レナラはデミゴッドであるラダーン、ライカード、そしてラニの母親である。

子供たちはデミゴッドある一方で、レナラはデミゴッドではない。

レアルカリアの英雄、カーリア女王であるというだけで、レナラ自体は普通の人間の筈である。

それにも関わらずレナラは若さを保っており、今もレアルカリアの大書庫で琥珀のタマゴを抱き続けている。

レナラは一体、何歳なのだろうか。

 

9「死王子のゴッドウィン」ゴッドウィンとフィア

死王子のゴッドウィンはデミゴッド最初の死者であり、魂だけの死者である。

死んでなお生き続けるゴッドウィンの肉体は黄金樹の根本に埋葬され、今は祝福「死王子の座」に巨大な異形と化した姿で佇んでいる。

ここでゴッドウィンの側に居る”死衾の乙女、フィア”を攻撃すると特殊な演出を見ることが出来る。

…これは…
ゴッドウィン、貴方なのですか?

ーー死衾の乙女、フィア

フィアは一切抵抗せず、代わりにフィアの頭上から追いすがる怨霊が発射される。

死王子のゴッドウィンには、まだ僅かに意識が残っているのだろうか。

 

10「ミケラ」トリーナとの関係性について

ミケラとトリーナは度々関連性が指摘され、同一人物であることがほぼ確定的である。

”ミケラのスイレン”と”トリーナのスイレン”のアイテムテキストの類似性、トリーナに纏わるアイテムはミケラとの関連を匂わせるものばかりである。

また「マリカとは、ラダゴンである」のと同様に「ミケラとは、トリーナである」可能性は高い。

ここで疑問なのはミケラとトリーナの関係性である。

マリカとラダゴンが敵対的であったように、ミケラとトリーナもまた敵対的だったのか、それとも友好的だっただろうか。

 

11「ミケラ」ミケラの針について

外なる神々に抗するため
 神人ミケラは、針を作った

ーー文書「ミケラの針について」

ミケラはマレニアの宿痾を治すために無垢金の針を紡いだ。

それはマレニアを蝕む朱い腐敗を操る”腐敗の外なる神”に抗う効果を持つ。

文書「ミケラの針について」には”外なる神々”とあるように、複数形である。

これはつまりミケラの”永遠に幼い性質”、それを操る外なる神にもミケラは抗っていた事がわかる。

ミケラを永遠に幼くしている存在こそがトリーナだとすれば、ミケラとトリーナは争っていたことになるだろうか。

 

12「しろがねのラティナ」ラティナの使命と最初の雫

しろがねの射手であるラティナは聖別雪原から旅立ち、”しろがねの大きな妹”に”最初の雫”を届けるために旅をしていた。

作中における”雫”とは黄金樹の雫を指す場合が多く、ラティナが持っている雫も黄金樹もしくは聖樹の雫ということになるだろう。

さあ、我らの大きな妹よ
受け入れておくれ、最初の雫を
そして命を為しておくれ。我らすべてのしろがねのために

ーーしろがねのラティナ

聖別雪原の北西、”棄教の教会”に眠り続ける”しろがねの大きな妹”に雫を託し、ラティナは使命の旅を終える。

ラティナ曰く、大きな妹はしろがねの希望となるらしい。

”最初の雫”を受け取った後も”しろがねの大きな妹”の様子が変わることはなく、依然として眠り続けている。

しろがねの希望となるというのは、どういう意味なのだろうか。

ちなみにしろがねのラティナ殺害時のセリフから、”しろがねの大きな妹”の名前は”フィリア”というようだ。

…ああ、フィリア
貴方に、最初の雫を

ーーしろがねのラティナ

13「ミケラの刃、マレニア」花になったマレニア

”腐敗の女神、マレニア”を撃破すると、その場にはエオニアの大きな花が咲く。

エオニアの花にはミリセントから入手できる”無垢金の針”を渡すことが可能で、引き換えに”ミケラの針を”入手できる。

針をやり取り出来るという時点でこの花には意思があり、つまりマレニアはまだ完全に死亡したわけではないらしい。

DLCで復活を果たしたマレニアの今後の活躍に期待したい。

 

引用元

ELDEN RING 設定考察 Wiki

 

ミケラの刃(腐敗の女神)、マレニアの小ネタ

折れた無垢金の針

ケイリッドの「宿将オニール」が落とす「無垢金の針」はプレイヤーが入手した段階では折れてしまっている。

これはラダーンとの戦いでマレニアが腐敗を開放する直前、自身の体に剣を突き刺す描写があるため、この時に折れてしまったものだと思われる。

マレニアの腐敗の力

腐敗の女神、マレニアの用いる腐敗は通常の腐敗と異なり、腐れ湖と同等の非常に強力なものである。

腐敗の女神とは

「黄金律、ラダゴン」や「忌み王、モーゴット」のように、エルデンリングのボスは「二つ名+名前」という命名規則のものが多い。名前の前後関係は=である。

第2形態マレニアの二つ名は「腐敗の女神」、何気に神の名を冠するボスはマレニアだけである。(作中で神として扱われている存在はエルデの獣、マリカなど他にも居る。)

「貴公、その力…王の、器か…」

マレニア撃破後の独白。

”王の器”(the mark of a true lord)というのは初出の単語である。